インスタ映えするような美しく輝くステンレスの写真が撮れました
美しく輝くステンレス作品
これはふと鉛筆立てのような物が作りたくなって作ったのですが、鉛筆立てとしてはまったく使ってません笑 とりあえずショーケースに飾ってあります。
これはただの、本当にただの四角い皿です。かなり昔に作ったものですが、ステンレスを使って何か作ってみようと思い始めた頃に衝動的に作った作品です笑 良い思い出として同じくショーケースに飾ってあります。
なんか乗せてみました。うん、お互いがお互いをうまく引き立てて存在感が増したような気がする。ショーケースにはこうやって飾っておく事にします笑
最後に、これは僕が作ったものでは無いのですが、僕がステンレスで何か作ってみようと思ったきっかけになった作品です。これは僕の妻の父が作ってくれたものです。それを僕がバフでピカピカに磨きました。
残念ながらお義父さんは数年前に亡くなってしまいましたが、お互い何か作ることが大好きで、特に金物を扱ったモノづくりについてはいつまでも話していられたし、僕を自分の息子のように可愛がってくれて、僕も本当の父のように慕っていました。
お義父さんは京都で銅や真鍮などを使って茶托や茶瓶などを作る腕の良い職人でした。昔はこういったものにお金を使う方がたくさんいたので、それは良い時代もあったと伺っています。
しかし時代は移り変わり、景気の冷え込みから人々はリーズナブルな物を買い求めるようになって、いわゆる贅沢品の類の物が売れなくなってしまいました。そしてお義父さんの仕事も例外なく減ってしまい、やむなく廃業する事になってしまったのです。
上の写真はもう要らないからあげると譲り受けた物の一部です。僕が作ったステンレス作品に金槌で打つことで模様を付ける“槌目“と呼ばれる模様が付いているのは、お義父さんの影響をモロに受けているからです笑
あれはいつだったか忘れてしまいましたが、いつものようにお義父さんと熱くモノづくりについて語り合っていた中で、ふとお義父さんが「ステンレスで茶托を作ったらどんなものが出来るかいっぺんやってみたいな〜」と言っていたので、僕が材料を調達してきて渡してみたところ、先程の素晴らしいステンレス製の茶托を作ってくれたんです。出来上がった物を見てめちゃくちゃ感動したのをよく覚えています。
ステンレスは銅や真鍮と違ってとても硬いので、普通はレーザーやシャーリングといった機械で切断したりするのですが、それをお義父さんは金物バサミで切ったというんですから凄いですよ。専用の金型でプレスして、金槌で打って打って打ちまくって、それを最後に僕がバフで磨いたという最初で最後の二人の共同作品です。
今は簡単な物しか作れていませんが、せっかく撮影ボックスもゲットしたことなので、時間があればもっと凝った作品をどんどん作りたいと思っています。まぁ、それがいつになるかはわかりませんが笑 完成したらまたアップしたいと思います。
今回の話しに出てきたバフというものについて、次回は基本的なバフのかけかたや道具などを紹介したいなと思っていますので、興味がある方はチェックしてみたりしてみなかったりして下さい。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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